
1992年7月24日、テクノソフトから「サンダーフォース4」がリリースされました。
メガドライブの中で誰もが認める、一番レベルの高いシューティングゲームです。
しかし、テクノソフトはサンダーフォース4を置き土産にメガドライブから撤退してしまいます。もう少しメガドライブでおもしろいゲームを作って欲しかったですね。メガCDでソフトを1本でもリリースして欲しかったです。
目次
すべてにおいてレベルが高い!テクノソフト恐るべし!
グラフィックはメガドライブとは思えない美しさです。メガドライブの発色数は512色中64色しか使えないので、グラフィック面ではPCエンジンよりはるかに劣っているはずなのですが、今までに見たことのない美しさを誇ります。
ちなみにPCエンジンは512色中512色を使えます。メガドライブは8Bit機のPCエンジンにすら負けているんです(涙)。
多重スクロールもスゴイです。最初のステージからいきなりの多重スクロールしまくりで度肝を抜かれます。
BGMは前作同様、耳が幸せになるぐらいに素晴らしいものなので、文句の付けようが無いです。FM音源の集大成と言っても過言ではありません。「テクノ節」と比喩されてメガドライバーから支持されています。
今までの経験が活かされている作品だと思っていたのですが、実はサンダーフォース2と3を開発したプログラマのほとんどが退職していた為、新人が中心になって開発を行ったそうです(驚)。
この事実を知った時は驚きとともに感動しましたが、プログラマの退職理由を知りたいとも思いましたけどね(苦笑)。
セールス的には失敗だったそうです
サンダーフォース4の完成度は非常に高いです。しかし、あまりにもマニアックなシューティングゲームになってしまったために、購入する人は少なかったようです。
なんとも皮肉な結果になってしまいました。ちなみに私は中古1,980円で購入しました。なぜ名作なのにすぐ値下がりしたのか不思議に思った記憶があります。
素晴らしい作品なのに売れないという現実が原因で、テクノソフトはメガドラから撤退してしまったのでしょうか?本当のところが知りたいですね。
サンダーフォース4 動画紹介
ここではサンダーフォース4の動画をご紹介します。
メガドライブ版 サンダーフォース4
タイトル画面から凄すぎてビックリさせられます。完成度は高いのですが、クリアするまで30分以上かかるのが難点ですね。さすがに、これだけの高難易度シューティングを集中してプレイできる体力は持ち合わせていません(汗)。
名作ではありますが、万人受けしない仕様になっているところが、唯一の欠点なのかもしれませんね。まさに硬派なメガドライバー向けのソフトだと言えます。
セガサターン版 サンダーフォース5
続編はメガドライブからセガサターンへ受け継がれます。非常に評価の高い作品になっていますが、悲しいかなライバル機のプレステにも移植されてしまいました。
PS2版 サンダーフォース6
サンダーフォース6はサンダーフォースの黒歴史となってしまいました。テクノソフトが活動停止状態なので、セガが代わりに開発を行いました。
11年ぶりの続編ということでファンは狂喜乱舞して喜びました。しかし続編作りの下手なセガですから、結果は分かっていましたけどね。
想像以上の出来の悪さに史上最悪の評価が下りました。原作の世界観をぶち壊しただけではありません。セーブデータを破壊してしまうなど重大なバグが複数存在しているので、ゲームどころの話ではありません。酷すぎます。
この状態でソフトを販売することは、ゲーマーへの冒涜というより詐欺ですね。セガも落ちるところまで落ちてしまいました。カッコ良かったセガはどこに行ってしまったのか。悲しいの一言です。