
1988年10月29日、セガからスーパーサンダーブレードがリリースされました。
メガドラ本体と同時発売されたロンチタイトルはスペースハリアー2とスーパーサンダーブレードの2本だけです。
この2本とも同じジャンル(3Dシューティングゲーム)と言うことで、なんともバランスが悪いのがセガらしいですね。
アーケード版からのアレンジ移植ということで嫌な予感がしたのですが、その予感は現実のものとなってしまいました。
目次
まさかPCエンジン版の方がデキが良いなんて・・・
私がアーケード版サンダーブレードをプレイしたのは、当時熊本にあった百貨店の岩田屋伊勢丹の屋上だったと思います。
セガの人気体感ゲームで、操縦かんを左右に動かすと、筐体も左右に動きます。座る部分が狭いうえに結構大きく動くので、幼かった私は怖くて数回しかプレイできませんでした。
グラフィックはキレイだったので、お兄さん達がプレイしているのをギャラリーとして見ていた思い出があります。
メガドラ版はアーケード版のアレンジ移植になっていますが、それはしょうがないと思います。アーケード版のグラフィックのレベルは高かったので、完全移植が無理なことは分かりきっていましたから。
しかし、悪い方向にアレンジ移植されてしまいました。全く別のゲームになってしまったんです。
もっさりし過ぎた操作性に全く慣れることができませんでした。障害物を避けるのだけでも四苦八苦する上に、敵の弾を避けるのが難しく、すぐにミスしてしまいます。
シューティングゲームなのに、スピード感を全く感じることがありませんでした。グラフィックもアーケード版に比べると、予想以上に簡素化されてしまいました。
しかも、PCエンジン版の方がアーケード版を忠実に移植しているんです。この事実を知ったときには、かなりショックを受けました。
でも、当時はメガドラソフトが極端に少なかったので、クソゲーでもやりこむしかなかったんですよね。
私も例に漏れずやり込みました。ノーミスクリアはできませんでしたが、30分程度でクリアできるようになりました。
スーパーサンダーブレード 動画紹介
ここではスーパーサンダーブレードの動画をご紹介します。
メガドライブ版 スーパーサンダーブレード
アーケード版と同じ部分はタイトル画面だけでした。タイトル画面を見たときは、グラフィックのかっこ良さに感動したものですが、スタートボタンを押して数秒後には期待を裏切られるはめになってしまいました。
アレンジ移植や続編作成の下手さはセガのお家芸なのですが、スーパーサンダーブレードも残念なデキになってしまいました。上手いアレンジ移植を期待していたので悔しかったでしたね。
アーケード版 サンダーブレード
筐体が本当のヘリのコックピットみたいでかっこよかったですね。グラフィックも素晴らしくスピード感があって、名作体感ゲームだと思います。ただ、セガの体感ゲームの中でもマイナーな部類に入るのが納得いかないですね。
PCエンジン版 サンダーブレード
グラフィックやスピード感はイマイチですが、なんとかアーケード版を移植するんだという意気込みを感じます。これぐらいの意気込みでメガドラ版も移植して欲しかったですね。
X68000版 サンダーブレード
さすがX68000ですね。移植度が素晴らしいです。X68000には拡大縮小回転機能が無いそうです。プログラム技術でここまで再現しているんですね。すごすぎます!
3DS版 サンダーブレード
セガ3D復刻プロジェクトの第13弾としてサンダーブレードがリリースされました!マイナーな部類に入るサンダーブレードが完全移植ということで感慨深いものがありましたね。