
1990年1月13日、セガからメガドラ初のパズルゲームである「ズーム!」がリリースされました。
キャラクターデザインがいかにも洋モノといった感じで、まさに逆輸入のゲームです。
洋ゲーは基本的にクソゲー率が高いのですが、ズームに関しても例外ではなく評価は低いです。Beepメガドライブの読者レースでも常に下位を陣取っていました。
しかし個人的にはそこまで酷評しなくてもよいのでは?と思います。おもしろくて結構やり込みましたから。
目次
ズームってどんなパズルゲーム?
ズームはひとことで言えば陣取りゲームです。マス目を線で囲うことでパネルを塗りつぶしていきます。すべてのパネルを塗りつぶすとクリアになります。
操作性にかなり癖があるので慣れるまでがちょっと大変です。
主人公のスマート君は、動きはじめると止まらない仕様なので、曲がるときにちょっとしたコツが必要になります。
その操作性にさえ慣れてしまえば、それなりに楽しいパズルゲームだと思います。
一応ジャンルはパズルゲームなのですが、アクション要素が強く協力プレイが楽しいんですよね。一人で黙々とプレイするより、友人と一緒にプレイした方が数倍楽しいです。
難易度もそれほど高くなくないので、接客ゲームとして使っていました。メガドライブは接客用ゲームが少ないので重宝したんですよね。
一部のグラフィックだけがすごい!
各ステージの開始時と終了時にフロアが拡大回転するのですが、これがさりげなくすごいんです!
メガドライブには回転拡大機能がないので、プログラムで実現していると思いますが、個人的にはかなりのお気に入りです。
ゲーム性にはまったく関係のないことなんですけどね(汗)。
ズームは一般的には評価の低いゲームですが、そこまで悪くはないと思います。
全部で36ステージと、パズルゲームとしてはボリューム的にちょうど良いですね。長くもなく短くもなく、といった感じです。
奥行きのあるステージは見づらくて分かりにくい、操作性がアバウトでスッキリしない、といった悪い点も慣れ次第で克服できるので、そこそこ遊べるゲームです。
洋ゲーということで見た目でダメだという人も多いと思いますが、一度腰を据えてプレイしてみると、ちょっとは良さが分かると思います。
私は中古480円で購入したので、かなり楽しめました。もし定価で購入していたら、ショックであまり楽しめなかったでしょうね。
ズーム! 動画紹介
ここではズーム!と1画面固定のパズルゲームの動画をご紹介します。
ズーム!
メガドライブなのに1画面固定なので、かなり地味です。見た目だけで判断するとクソゲーなのかなと思ってしまいますよね。
独特な操作感覚に慣れることが条件ですが、やってみると意外に楽しいパズルゲームだと思います。
メガドライブの名作にパズルゲームは少ないです。ぷよぷよとコラムスぐらいですね。テトリスが任天堂の嫌がらせでお蔵入りになってしまいましたから。悔しいの一言です。
セガマーク3版 オパオパ
ファンタジーゾーンの主人公「オパオパ」が活躍するドットイートゲームです。いろんなアイテムが使えて楽しいのですが、プレイしたその日にクリアできてしまう難易度の低さが玉に瑕です。
ファミコン版 クルクルランド
逆ドットイートゲームです。このアイデアはすごいなと子供心に関心しましたね。難易度も普通で遊びやすいです。
セガマーク3やメガドライブには、ちょうど良い難易度のゲームが少ないんですよね。難しすぎるか、簡単すぎるかのどちらかと言った感じで、極端すぎるんです。