
1990年4月7日、セガから「ダーウィン4081」がリリースされました。データイーストがアーケードでリリースした「スーパーリアルダーウィン」のアレンジ移植になります。
発売元はセガですが、データイーストが直接開発を担当していたというウワサがあります。あくまでもウワサであって実際のところは不明ですが・・・。
どちらにせよ、アーケードでパッとしないシューティングゲームを移植するのはどうかと思います。知名度も低かったですからね。
案の定、前評判は良くなく、Beepメガドライブの読者レースでも低評価でした。
目次
ダーウィン4081はオーソドックスなシューティングゲーム。それ以上でもそれ以下でもありませんでした。
ダーウィン4081は全部で10ステージあります。
アイテムを取ることでパワーアップして自機が進化し、アイテムを取らないと退化してしまう、一風変わったシステムを採用しています。
ゼビウスと同じように、空を飛んでいる敵と地上の敵を打ち分けていきます。これといって特徴の無いシューティングゲームです。
当時のシューティングは難易度の高いものが多いのですが、ダーウィン4081も例外ではなく難しいゲームです。しかも、たいして特徴が無いので飽きが早いです。おもしろくなく、ただ難しいだけ。これでは評価は低くなってしまいますね。
データイーストはアクが強くておもしろい作品が多いのですが、ダーウィン4081に関してはアクが強いだけの作品といった感じです。
悪い点が目立ってしまいますが、良くも悪くもデータイーストのゲームがメガドライブにリリースされたことに意味があると思います。
デコのバカゲーがメガドライブで遊べると思うだけでワクワクしたものです。そういった意味では、メガドライバーに希望を持たせた作品だと前向きに考えたいですね。
ダーウィン4081 動画紹介
ここではダーウィン4081関連の動画をご紹介します。
メガドライブ版 ダーウィン4081
なぜスーパーリアルダーウィンをメガドラに移植しようと思ったのでしょうか?デコの名作は他にもあるはずなのに。メガドライブはRPGが弱点なので、ヘラクレスの栄光をアレンジ移植して欲しかったですね。
アーケード版 スーパーリアルダーウィン
スーパーリアルダーウィンはゲーセンで見たことがありませんでした。知る人ぞ知るアーケードシューティングのようですね。デコファンには人気があったのでしょうか?
ファミコン版 ヘラクレスの栄光
スーパーリアルダーウィンをメガドライブに移植するぐらいなら、ファミコンRPGの名作である「ヘラクレスの栄光」をアレンジ移植して欲しかったですね。
メガドライブのRPGには名作が少ないので、アレンジ移植でも外伝的な内容でも、どんな形でも良いので、名作RPGをメガドラで遊んでみたかったんです。しかし切なる願いは実現しませんでした。残念です。
私は友人に借りてプレイした経験があるのですが、復活の呪文(パスワード)を書き間違えてメモしてしまったことが原因で、途中で諦めました(涙)。昔のロールプレイングゲームにバックアップなんてお洒落なものはなかったんですよね。今の若い人には想像もできないと思います。
ちなみに、ヘラクレスの栄光の最新作は、ニンテンドーDS版「魂の証明」です。2008年5月22日に14年ぶりに新作がリリースされたんです。データーイースト亡き後、パオンとスタジオ最前線が開発を行い、任天堂が販売しました。
長い年月を経て続編がリリースされるということは、根強い人気があるという証拠ですね。