
ブルーシード奇稲田秘録伝は、1995年6月23日にセガからリリースされました。人気漫画をゲーム化したものです。
RPGなのにレベルが存在しない変わったシステムを採用しています。
戦闘はカードバトル形式になっているので、RPGというよりはアドベンチャーゲームに近い感じになっています。
カードバトルの絶妙な駆け引きが楽しいので、ついついのめり込んでしまいます。単なるキャラゲーではありません!
カードバトルは素晴らしいのに、それ以外の部分がイマイチなんです
ブルーシードの最大の魅力はカードバトルですが、慣れるまでは結構大変なので、その魅力に気づくのにしばらく時間がかかってしまいます。
最初のうちは「カードの引き運次第じゃないか!」と思っていました。慣れないうちは、あっという間にやられてしまいますからね。でも、決してそんなことはないんです。
運の要素が極力排除するような作りになっていて、何より戦略を立てて戦うことができれば、ほとんどミスすることはなくなります。
カードバトルは素晴らしいのですが、その他の部分が少し残念なんですよね。
一番辛いと思ったのは、マップのロードが異常に長いことです。下手すると10秒以上待たされます(汗)。次世代機なのにメガCD以上の待ち時間には疲弊してしまいます。
戦闘中のアニメーションを飛ばせないのもストレスが溜まりますね。設定で飛ばせるようにできれば良かったのですが。
敵と戦っても経験値と金額を稼ぐことができないので、そもそも戦闘する意味があるのかと思ってしまいます。せっかくの素晴らしいカードバトルが、この仕様によって台無しになっているような気がしてならないんですよね。
もう少しゲーム性を調整できていたら、名作に化けていたと思います。惜しい作品です。
ブルーシード奇稲田秘録伝 動画紹介
ここではブルーシード奇稲田秘録伝の動画をご紹介します。
原作を知らなくても、十分楽しむことができる作品です。もう少しシステムの部分を作りこんでいたら、名作の仲間入りをしていたと思います。
奇稲田は「くしなだ」と読みます。「きいなだ」ではありません。
原作は連載が中断したあと、掲載誌であるコミックガンマが休刊したことで、未完のままになっているそうです。
アニメ化やゲーム化されるほど人気のある作品なので、なんとか完結して欲しいところですね。