
1995年9月14日、タイトーから「レイヤーセクション」がリリースされました。アーケード版「レイフォース」の移植になります。
タイトルが変更になった理由は、ゲーム会社「株式会社レイフォース」の名前に配慮したとのことです。
それなら、アーケード版のタイトルも配慮して、最初から「レイヤーセクション」にすれば良かったのにと思うのですが(汗)。
なにはともあれ、タイトーの名作シューティングがセガサターンに移植されたことは、うれしいことですね。
ゲームシステムもBGMもレベルの高い内容で大満足!
タイトーといえばダライアスシリーズでシューティングゲームには定評があります。
レイヤーセクションも例外ではなく、素晴らしい内容に仕上がっています。
かなり難しいゲームで、難易度を最低のノーマルに設定しても、初見でクリアするのは不可能に近いです。
しかし、ダライアスと同じで覚えゲーなので、少しずつ練習を重ねて経験を積めば、必ず先に進めることができます。この辺のバランスが絶妙なんですよね。
ロックオンマーカーを使って低高度の敵にセットしてロックオンすることで、誘導レーザーを発射して攻撃するのですが、これが気持ち良いんです。
BGMも素晴らしいです。ZUNTATAサウンドはレイヤーセクションでも健在です。最初のステージから名曲なので、耳が幸せになりますね。
ZUNTATAの名曲を聴きたいことがきっかけで、レイヤーセクションをプレイする人も少なくないと思います。
唯一の難点は画面の比率問題
グラフィックはとにかくキレイで、アーケード版に引けを取りません。2Dに強いサターンの性能を十二分に引き出したタイトーの技術力は素晴らしいですね!
ただ、ひとつだけ問題があります。それは「画面の比率」なんです。
アーケード版がモニターを縦に使っているので、家庭用のテレビで再現しようとすると、画面の両脇に黒い帯を表示させて表現するしかありません。
オプションで画面のモードを縦置きに変更することで、画面の比率問題を解決することは可能です。
しかし、当時はブラウン管テレビが主流だったので、テレビを横に置くと壊れてしまうんじゃないかと思い、実現できませんでした。
今みたいに液晶テレビが普通の時代であれば、気軽に対応できたのですが、当時は敷居の高い手段でしたね。
それでも、対策を練ってくれたタイトーには感謝の気持ちしかありません。ここまでやってくれるメーカーは他にないと思います。
レイヤーセクション 動画紹介
ここではレイヤーセクションの動画をご紹介します。
当時は格闘対戦ゲーム全盛期でした。
「ストリートファイアー2」「バーチャファイター」「キングオブファイターズ」シリーズが大人気で、シューティングゲームは蚊帳の外状態だったんですよね。
レイフォースも例外ではなく、ゲームセンターに導入されていることすら知らない人も多かったと思います。
名称が変わったとはいえ、レイヤーセクションがセガサターンにリリースされ、再評価されたことはうれしく思いますね。
まぎれもなくセガサターンの名作シューティングです!