
覇邪の封印は、1987年10月18日にセガからリリースされました。セガ初のRPGになります。
元々は工画堂スタジオというメーカーからリリースされたPC-8801版用のRPGソフトの移植になります。
セガの初RPGはパソゲーからの移植だったとは意外でした。ファンタシースターより2ヶ月前にリリースされたんですね。
覇邪の封印は、パソゲーらしく難しいRPGでした。
覇邪の封印が難しい理由は画面にあります。マップが縦横3×3マスしか表示されないんです。
慣れないうちは、常にマッピングしないと確実に迷子になってしまいます(汗)。
カセットに付属していた布製のマップを見ながらプレイしていましたね。
ちなみに、PC-8801版は自分が居る1マス以外は見ることができないそうです。周りが全く見えないなんて恐ろしい仕様ですね。
画面の広い部分には、主人公達のグラフィックが表示されています。その部分にマップを表示して欲しかったですよ。
ゲーム自体はオーソドックスなRPGです。ただ、商人や旅人などの善人を倒してしまうと、知名度が下がってしまい、ゲームを進められなくなってしまいます。
そうなると最初からやり直しになってしまいます。私はその罠に引っかかってしまい、泣く泣くやり直すはめになってしまいました。
覇邪の封印では、武器と防具に耐久度というパラメータがあり、耐久度が無くなると壊れてしまうんです。
鍛冶屋で直せば元に戻りますが、12000ゴルダで鍛冶屋を雇うことで、そのわずらわしさから開放されることができます。序盤はとにかくお金を貯めることになりますね。
謎解きの要素はかなり少なく、ほぼ一本道なので、RPGとしての完成度はそれほど高くありません。
ラスボスの「テラリン」はかなりの強敵です。
しかし、魔術品の「聖なるこのみ」で攻撃を繰り返すことで、かなり有利な展開になります。
魔術品を使ったときは、なぜか敵が攻撃してこないんですよね。ひたすらこちらの攻撃ターンのままになります。
魔術品を使い切ったところで肉弾戦になります。回復アイテムを有効に使うことで、なんとか倒すことができました。
しかし、1度クリアしたらそれで十分で、2度とプレイすることはありませんでした。
個人的にはクソゲーではないのですが、微妙なRPGだったと思います。
覇邪の封印 動画紹介
ここでは覇邪の封印の動画をご紹介します。
バッテリーバックアップを使ったセーブができることに感動しました。当時はめずらしかったんです。しかも5ヶ所にセーブができるので便利でしたね。
この動画ではFM音源が流れていますが、私はFM音源を聞く環境になかったのでPSG音源でプレイしていました。FM音源はやっぱり偉大だなと思いますね。
実は、メガCDで「新・覇邪の封印」という続編がリリース予定だったのですが、いつのまにか開発中止になってしまいました。残念ですね。