野球のスクイズ(squeeze)とは、ランナーが3塁にいるケースでバントを行い、サードランナーを本塁へ返す戦術のことをいいます。
スクイズは高校野球でよく見られますが、プロ野球でも接戦のときに時々使われる戦術です。
スクイズの種類
スクイズには4種類存在します。
スーサイドスクイズ
スーサイドスクイズとは、通常のスクイズのことをいいます。
ピッチャーが投球モーションに入った瞬間に、サードランナーが本塁へ向かって走ります。
セーフティスクイズ
セーフティスクイズとは、バッターがバントを行った後にサードランナーが本塁へ走るスクイズのことをいいます。
バッターはバントしやすい投球を狙うだけでよく、サードランナーに関しても打球を確認して本塁へ走るかどうかの判断をすればよいので、スーサイドスクイズと比べるとリスクは低いといえます。
しかし、バントの精度やランナーの走力と判断力が問われるので、スーサイドスクイズに比べると高度なテクニックが必要になります。
ツーランスクイズ
ツーランスクイズとは、ランナーが2塁と3塁にいるときにスーサイドスクイズを行い、サードランナーだけではなくセカンドランナーも本塁へ返すことをいいます。
相手野手の隙を突くプレイになるので、滅多に見ることはできません。
偽装スクイズ
ランナーが1塁と3塁にいるケースで、スクイズに見せかけてワザと空振りしている隙に、ファーストランナーが2塁へ盗塁するトリックプレイのことをいいます。